ミステリー?七、八、九・・・・7つじゃない清水寺の七不思議に迫る

 
京都は「世界の人気観光都市ランキング」で2年連続1位になりました。
 
そんな京都ですが
「京都の観光スポットで知っているところは?」と聞けば
多くの人が「清水寺」と答えるのではないでしょうか。
 
 
京都で一番有名な寺院といっても過言ではないと思えますし
実際に、季節に関係なく賑わっているのも確かです。
 
一番の見どころは、何と言っても
「清水の舞台から飛び降りる」で有名な「清水の舞台」。
 
個人的には清水寺には、これしかないと思っていました。
 
ですが
「清水の舞台」以外にも見どころがいくつかあって
オススメしたいのが「清水寺の七不思議」です。
 
「七不思議」がオススメの見どころなんていうと
一気にミステリアスなスポットに思えてくるでしょ。
 
 
日本では古くから説明がつかないような出来事や
理解できない現象や奇異な言い伝えが多くあります。
 
そんな出来事や現象、言い伝えを7つにまとめたがるようで
日本各地に「七不思議」と呼んで数多く存在。
 
当然
京都にも七不思議がいくつか存在していますが
なかでもチョット可笑しいのが「清水寺の七不思議」です。
 
清水寺に伝わる七不思議は、7つにとどまらず
16や18あると言われたり、26あるという説もあるとも。
 
複数ある不思議のなかには
「これが不思議なの??」と思えるものもあったりするので
詳細にではなく「サクッ」と紹介していきましょう。

 
 
 

不思議その1 「阿形の狛犬(あぎょうのこまいぬ)」

美しい朱塗りの「仁王門」があり
その門前に置かれている一対の狛犬。
 

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狛犬は通常
口を開けた阿形(あぎょう)と口を閉じた吽形(うんぎょう)で一対。

「阿」は宇宙や万物の始まりを意味し
「吽」は宇宙や万物の終わりを意味するため
「阿吽」ですべての事象が完結するというわけで
「阿吽(あうん)」の一対が基本だそうです。

この狛犬は、なぜか2体とも口を開けた阿形となっています。

仁王門が何かの始まる入り口という説や
お釈迦様の教えを世に伝えるためという説もありますが
はっきりとした理由は今もわかっていません。

 
 
 

不思議その2 「首振地蔵(くびふりじぞう)」

仁王門の手前左側にある善光寺堂にあるお地蔵様。
 

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一見普通のお地蔵さんのようですが
首が360度ぐるぐると回るというホラーぶり。

さらに
清水寺の賑わいとは対処的にひっそりとしているので
いっそうミステリアスな空気が漂っています。

ところが意外なパワースポットで
好きな人が住んでる方向へ首を向けて願うと恋が成就するとか。

清水寺の賑わいとは対処的にひっそりとしているので
恋に悩んでいるならクルリと首を回してお願いしてみては。

 
 
 

不思議その3 「虎の図の石灯籠(とらのいしとうろう)」

仁王門をくぐった右手、西門の下の広場にあります。
 

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石灯籠の正面には虎の絵が彫られていて
この虎が夜な夜な吠えたり
毎晩石灯籠から抜け出し池の水を飲むと伝えられています。

また
どこから見ても、虎と目が合ってしまうことから
「八方睨みの虎」と呼ばれている。

 
 
 

不思議その4 「馬駐の逆環(うまとどめのさかさかん)」

仁王門の手前にあり馬で参拝に訪れた
貴族や武士の馬をつないでおく「馬駐(うまとどめ)」と呼ばれる切妻造り建物。
 

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5頭の馬を繋ぐことができる構造になっていて
馬の手綱を繋ぐための鉄製の金具が取り付けられています。

ところが
普通は金具が横向きで取り付けるところ、2つの金具だけ下向きに。

当時の大工さんの遊び心だという説や
単なる取り付けのミスという説があるようですが
本当のところはよくわかっていないそうです。

 
 
 

不思議その5 「轟門(とどろきもん)」

お釈迦様の教えを四方万里に轟かせるという由来から
「轟門」と名前が付いたといわれています。
 

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重要文化財にも指定されていて
門の柱は通常4本ですが、柱が8本ある
「八脚門(やつあしもん)」と呼ばれる建築様式で作られた門。

轟門の何が不思議なのかというと門なのに扉がないということで
「来る者も去る者も拒まない」という扉がないだけにオープン。

 
 
 

不思議その6 「景清爪形観音(かげきよつめかたかんのん)」

経堂の北側にある随求堂(ずいぐどう)の前庭にあります。
 

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なんとも不格好な石灯籠ですが
火袋の中に線彫りの小さな観音像が祀られているとか。

平景清(たいらのかげきよ)が獄中にいる間
自分の爪で石に観音様を彫り、清水寺に奉納したそうです。

彫ったとされる観音様は火袋の中が暗いため、まったく見えませんが
天気の良い日には光の反射の加減で一部が見えるともいわれています。

 
 
 

不思議その7 「弁慶の指跡(べんけいのゆびあと)」

本堂(清水の舞台)の裏の側面に木の目に沿って
深さ2センチほどの溝が直線状に付いています。
 

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これが「弁慶の指跡」と呼ばれ弁慶が人差し指で付けたと言われてますが
実は昔、願掛けのお百度参りをする人々が夜の暗闇で何も見えなくなるため
目印として本堂に付けられたというのが本当だそうです。

弁慶が人間離れした身体能力を持っていたとの言い伝えから
生まれた伝説ではないでしょうか。
 
ちなみに
話の内容がグルグル回って先に進まないことを
「話が堂々巡りする」と言いますが
この「堂々巡り」の語源は
清水寺の本堂をお百度参りで巡ることから生まれたそうです。
 
以上が「清水寺の七不思議」
複数あるのなかで個人的に厳選した7つです。
 
 
他にも
「仁王門腰貫」
「三重塔の瓦」
「鐘楼」
「轟橋」
「梟の手水鉢」・・・などなど
 

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数々の不思議で満ちた清水寺。
 
思ったほど不思議じゃないものまでありますが
清水寺を訪れた時に、時間をかけてじっくりめぐってみては?
 
どれも簡単にみつけることができるので、楽しいと思います。
 
ぜひ知らなかった京都を見つけてください。
 

 

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<詳細>
住所: 京都市東山区清水1丁目294
電話: 075-551-1234

拝観時間: 通常 6:00~18:00(夜間拝観期間は17:30閉門)
※夜間特別拝観 18:00~21:00(千日詣り・夏の夜間特別拝観は21:30閉門)
拝観料: 一部施設(本堂、舞台)大人、大学生、高校生300円 小学生200円
 
 
 
 
 

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